優しくなぞる指先も
触れた唇も
微かに漏れる吐息も。
全てが生暖かくて、
満足そうなあなたを見るたびに
ワタシだけがどこか置き去りにされたような気がした。
過去も、未来も、
なにひとつ交錯しない穴に囚われた気がして、
たったひとりで、
そのまま消えてしまいたかった。
優しくなぞる指先も
触れた唇も
微かに漏れる吐息も。
全てが生暖かくて、
満足そうなあなたを見るたびに
ワタシだけがどこか置き去りにされたような気がした。
過去も、未来も、
なにひとつ交錯しない穴に囚われた気がして、
たったひとりで、
そのまま消えてしまいたかった。