夜になると
眠り方がわからなくなる。
暗闇で
丸まって
目を閉じる。
何かが違うと
思うのに。
何が違うのか
わからない。
眠り方が
わからない。
早く
今日を終わりにしなければ。。。
夜になると
眠り方がわからなくなる。
暗闇で
丸まって
目を閉じる。
何かが違うと
思うのに。
何が違うのか
わからない。
眠り方が
わからない。
早く
今日を終わりにしなければ。。。
ほんの一瞬。
私の瞳が瞬いた、その刹那。
幻は幻として、
あるべき姿へと消えた。。。
虚しい現実だけが、
張り付いたようにただそこに在り続けた…
後悔と
安堵が
波のように
寄せては引いて
引いては寄せて
交互に揺れて
ぐらぐら揺れて
吐きそう
全身で彼を受け止めながら
私の身体は軋んでいた。
必死にしがみつく自分に気付いて
ふと思う。
好意と
執着の
境界はどこにあるんだろう…
『こうしてほしい』とか、
『こうあるべき』とか。
他人の価値観に付き合う事に疲れてしまった。
孤独も、淋しさも、感じなくなってしまった。
1人で幻を追いかけて、いつの間にか夜に溶けた。
何度も何度も
崩壊して
砕け散って
破片を蹴り飛ばす
血が滲んで
痛む足に少しだけ後悔して
みっともなく泣き崩れて
散ったものを必死に搔き集める
再構築を繰り返すたびに
少しずつ早くなって
少しずつ強くなって
これで良かったのだと
胸をなでおろす
そうやって創り上げたものが
今日もまた
崩れ落ちた…
思考と現実が溶け合っていく…
その瞬間が、
意外と好き。